2012年8月7日火曜日

2009年時点でマインドセットを転換した米リゾート

2009年11月30日のAd Age Digitalに以下のビデオが上っている。

これは北米で5つのリゾート、20のホテル、6つのゴルフコースなどを運営し、年間10億㌦近くの売上をあげているVail ResortのCEO、Rob Katzがケーブルコミュニケーターフォーラムで講演した時のものだ。

2008年のリーマンショックによる経済の落ち込み、消費の低迷など、劇的に変化した経済状況、それに応じて変化した消費者動向・マインドやメディア状況、ソーシャルメディアの影響力拡大などを背景として、それに呼応するために印刷媒体の広告費を80%削減し、デジタルマーケティングへ転換したこと。広報・広告部門が競合情報などを収集し、ソーシャルメディアなどから毎週発信するメッセージを協議していることなどが語られている。

Vailと言えば2010年9月からEpicMixを使った全く新しいソーシャルメディアマーケティングをやっているリゾートだ。今までのメディア戦略を転換しただけではなく、まったく新しいツールを最初に導入してソーシャルメディアのメリットを最大化する戦略を実行しているリゾートの懐の深さがこのビデオから見えてくるようだ。

参考:EpicMixをご存知ですか?

この底にはマインドセットを転換できたリゾートCEOの頭の柔らかさがある。自身の培ってきたマインドセットがあり、既存の広報・広告部門が抱えているマインドセットがあったはずだ。そして、それらを転換するには当然、様々な軋轢があったはずだ。それらを乗り越えてデジタル化へ切り替えさせたトップの判断の正しさと素早さは、別にリゾートだけではなく、あらゆる種類の集客施設、そして一般事業会社も見習うべき点は多い。

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