2012年8月8日水曜日

メール・マーケティングも重要

Exact Targetから「The 2012 Channel Preference Survey」が出ている。
消費者に好まれるメッセージ・チャネルを分析し、ランキングしているレポートだ。

それによると消費者が情報受信を許諾した際、最も好んでいるチャネルはemailで77%となっている。これに続くのはDMやSMSなどだが、emailが飛びぬけたメッセージチャネルになっていることが分かる。
そしてチャネルごとの購買経験でもemailで66%がトップとなっている。
出典:ExactTarget

ま、こういったデータを元にメールマーケティングは効果がありますよ、といったお話しだ。

もうひとつデータがある。これはRyan Solutionsが出しているもので、全部で263万人のファンやフォロワーを抱えている北米の18リゾートが行ったFacebookやTwitterにおける50投稿と、emailのCTRを比較したものだ。

それによると、EmailのCTRは2.03%、FacebookやTwitterといったソーシャルメディアで共有されたCTRは0.29% となっている。ま、サンプル数が極端に少ないので、Emailとソーシャルメディアの効果はCTRでちょうど7倍の開きがあるといったような単純な比較はできないが、注目すべき点であることには変わりがない。
出典:Ryan Solutions

ソーシャルメディアが注目されて毎日のようにメディアで特集され、記事が掲載され、氾濫している。しかし、ソーシャルメディアはマーケティングのひとつのチャネルでしかない。そして、emailもそのチャネルのひとつだ。

ひとつのチャネルにパワーを集中するよりも、複数チャネルを組合せて重層的にコミュニケーションをとっていかなければならないことも事実だ。

その中でもemailマーケティングはコアに据えるべきチャネルだと考えるがいかがだろうか?リスト構築、育成してゆく時間、作業、配信、そして個人情報保護などにコストがかかる点で敬遠されがちがだが、emailはもっと活用されてしかるべきチャネルだ。

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