日本では積雪が多く、営業延長をアナウンスしているスキー場が多い。
ただ、桜前線が北上を続け、花見の映像や気温の上昇につれて初夏、そして夏を考え始める利用者のマインドからすると、いち早く、グリーンシーズンのプロモーションも合わせて行いたいところだ。
そのサンプルとして、米Whistler Blackcombのメールニュースレターがある。
「5月18日に予定されているマウンテンバイクのシーズン開幕まであと6週間を切りました」と書きだし、「まだ雪は残っていますが、除雪やコースの整備次第では早まる可能性もあります。TELUSワールドスキー・スノーボード・フェスティバルが終了するやいなや作業を開始するべく待機しています」と期待をあおっている。
新しいビデオもメールからリンクしている。
通常のWhistler BlackcombのFacebookとは別に開設されているWhistler Bike ParkのFacebookページのカバーフォトもメールニュースレターが発信され後に更新されている。
ウィンターシーズンの最後を飾るTELUSワールドスキー・スノーボード・フェスティバルを枕に、グリーンシーズン開幕を待ちわびるバイカー達をくすぐるコピーを並べ、彼らのマインドに「5月18日」を丸で囲わせている。
Whistlerのように年間を通して利用できるリゾートのメリットを活かしたプロモーションなので、スキー場として冬だけオープンしているリゾートにはうまく適用できないと思われるかもしれない。
しかし、冬だけの施設から脱しようと、パークゴルフ、ハイキングコース、バーベキューやキャンプ場などを春から秋にかけて運営している処も多いはずだ。
完全にシーズンが切り替わってからのプロモーションでは利用者のつながりを活用するのは難しい。Whistlerのように冬とその次のシーズンを折り重ねたプロモーションが、現行シーズン利用者をその次のシーズン利用者へと育成できる。
当然、今でも現行シーズン利用者に次シーズンの割引、クーポン券を配布しているはずだ。これと同じようにオンラインでも、今の利用者を次のシーズンにつなげるてやる必要がある。今の利用者だけではなく、彼らのオンラインネットワークはもうすでに無視できないほどに広がり、影響力は強いのだから。
さて、話は変わるが、WhistlerのTwitterでは上述したプロモーションと同期したツィートはされていない。Twitterを使い、毎日のように「オープンまであと何日、何週間とカウントダウン」してゆく手法があれば完璧になったと思う。
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